「コンピューターおばあちゃん」②
以前、このブログの「コンピューターおばあちゃん」の中で若宮正子さんをご紹介しましたが、覚えていらっしゃいますか? そう、あの現代版コンピューターおばあちゃん、若宮正子さんのことです。 先日、7月16日(月)に横浜でNPO法印ロクマル主催のランチ会でそのマーちゃんこと若宮正子さんにお会いしてお話を聞いてきました。
現在83歳のマーちゃん、とても若々しく魅力的な方でした! 小柄で華奢ですが、お年を感じさせない軽やかな身のこなし。しかも、お話がとても分かりやすくてクリアなこと! そして、何よりも自然体で気取りのないお人柄に、たちまちマーちゃんの大ファンになってしまいました。
アプリを開発してアップル社から評価されて以来、一躍脚光を浴びて引っ張りだこのマーちゃん。 「TED出演」や「国連演説」の依頼にも臆することなく、前向きに引き受けてチャレンジする姿勢はスゴイと思いませんか? 特に「国連演説」は英語でなさったそうですが、中学校以来英語を学校で習っている私たちにとっても勇気がいりますよね。それなのに、英語が敵性語だと言われていた時代を体験したマーちゃんが、最初から無理だと諦めることなく、原稿の英訳と発音の特訓を他の人にお願いして、挑戦をした姿にはただただ頭が下がります。 世界的にすっかり有名になったマーちゃんの華々しい舞台での活躍につい目がいってしまいます。 しかしその根っこには、機械音痴でパソコンの使い方がわからず、接続するだけで3ヶ月もかかってしまったという話からもわかるように、どんな困難にも諦めず、自分の力で切り開いて行こうとする姿勢がしっかり根を張っていたのです。
また、あるインタビュー記事の中で「母の介護をしている最中、出会ったインターネットに私は翼をもらったのです。その翼はパソコンを使う前は知らなかったような広い世界へ私を連れて行ってくれたのです」という言葉に、「一生勉強、一生青春」という相田みつをさんの言葉が重なりました。 さらに、ランチ会での「失敗を恐れるな!一度で成功するより、いっぱい失敗した方が学べることは多い」と言ったマーちゃんの言葉が印象的でした。
どんな時にも自然体で、どんなことも自分の力で切り開き、しっかりと自立して、しなやかな生き方をしながら輝いているマーちゃん。 人生百年時代の今だからこそ見習いたいと思う点をいっぱい持った、とても魅力的なマーちゃんでした。