「命を救うひとり言」
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、緊急事態宣言が出されている中、東京五輪の開会式まであと1週間となりました。 実は私の周囲ではオリンピック・パラリンピックのことがあまり話題になっていません。 それは関心がないというよりも、それぞれの人たちの置かれた立場をお互いに気遣っているためと思われます。
そんな中、本日は、「命を救うひとり言」についてお話ししたいと思います。
【命を救うひとり言】
◆最近ツイッターで視聴覚障害がある浅井さんという女性の「ひとり言をつぶやいてくれませんか」という呼びかけが話題になりましたが、ご存知ですか?
浅井さんは5年前から盲導犬のビビッドと暮らしていますが、コロナ禍の今、外出する時にとても困っていることがあるそうです。
それは、横断歩道で、信号が青なのか赤なのか、渡っていいのか渡ってはいけないのか、判らなくて困ることがよくあるそうです。 これまでは、車の音や人の足音、人が動くかすかな空気の流れで判断していたのですが、今は人出が少ないため、その判断ができず危険な目に遭いそうになることが時折あるそうです。
そこで、「あ、青になった」とか「今、渡って大丈夫」とか(視覚障碍者の)そばでひとり言をつぶやいてくれるととても助かるというのです。
それが「命を救うひとり言」で、ちょっとしたつぶやきでも十分に役に立つので、積極的に「ひとり言」をつぶやいてくれるととても助かるそうです。
◆ご感想はいかがですか? 視聴覚障害のある方を見かけても、実際に声をかけてお手伝いすることは勇気が必要でなかなかできない人が多いのではないでしょうか。 直接声をかけるのが恥ずかしかったら、そばで「ひとり言」をつぶやくことだったら簡単にできそうですね。
これからは積極的に視聴覚障害のある方のそばで「ひとり言」をつぶやくようにしたいですね。 それが「命を救うひとり言」になるのですから。