「AIの創造性は人間を超えるか?」
先日ある交流会で「AIの創造性は人間を超えるか?」という話題で盛り上がりました。
同じ頃、羽鳥慎一さんの番組で「チャットGTP」について取り上げていましたので、併せてご紹介したいと思います。
【チャットGPTって何?】
◆チャットGPTとは、AIを簡単に試せる対話型サービスです。
質問したい内容を日本語で書き込むと、対話形式で答えを返してくれるというものです。
交流会の参加者が、チャットGPTを使ってAIを試した例をいくつか紹介してくれました。
(例1)★「私は3歳の女の子がいる主婦です。育児をしながら、パートしようと思っています。パソコンのスキルを取得した方がいいでしょうか。」と相談すると、AIがたちどころに対話形式で模範的な答えを返してくれたそうです。
’例2)★「3歳の娘と遊べる折り紙の例を教えていただけますか」と質問すると、AIがすぐに「カエルの折り方」「ハートの折り方」の二つの例を教えてくれたそうです。
【チャットGPTで作れるもの】
◆これまで知的労働作業はAIに取って代わられないと言われてきましたが、チャットGPTの登場で一気に形勢が逆転したといわれます。
それでは、チャットGPTでどんなことができるのでしょうか。
先ほどのように質問に答えてくれる他に、次のようなものも作ってくれるそうです。
①レポート ②ニュース記事 ➂歌詞 ④小説 など
※Amazonで販売されている電子書籍のうち、チャットGPTが著者か共著者と記載されているいるものが200冊以上あるそうです。
しかし、多くの著者がチャットGPTを利用したことを開示していないので、AIを使って書かれた本の数を正確に把握するのは難しいといいます。
《「カレーライスの作り方」を指示》(AIが文章を作成)
①「恋愛小説」風に ②「時代小説」風に ➂「グリム童話」風に、と指示すると、それぞれなんと30秒~1分でAIが書いてくれるのです。
指示を細かくすればするほど、プロの作家の作品に近くなるようです。
《近未来、著述家は職を失う?》
◆YouTubuやTiktokなどで紹介されているダイエットや料理レシピなど、人気テーマの動画や本はAIを使って作成されたものが少なからずあるようです。
ある出版業界の関係者は「これは憂慮すべき事態だ。こうした本が市場にあふれると、多くの執筆者が職を失うことになる」と嘆いています。
実際、アメリカのSF雑誌「クラークズ・ワールド」が作品を募集したところ、AIに書かせた作品の応募が殺到し、500人以上の投稿が無効になったといいます。そのため、作品の募集を打ち切ったそうです。
《AIの創造性は人間を超えるか?》
◆そこで、チャットGPTに「AIの創造性は人間を超えるか?」と質問してみました。
すると、「AIはデータがないと創造性を発揮できませんが、人間は経験や直感などから新しいアイデアを生み出すことができます。
AIが人間の創造性を超える可能性はあるものの、それはまだ遠い将来の話になります」とAI自身が答えました。
◆ご感想はいかがでしたか? 「AIの創造性が人間を超える可能性はあるものの、それはまだ遠い将来の話」だとAI自身が謙遜していますが、それは近い将来ではないでしょうか。これからの人間の教育のあり方次第では、人間がAIに取って代わられる時代がくるかもしれませんね。