「人生100年時代のシニアライフ」
突然ですが、サザエさんのご両親の波平さんとフネさんは何歳だと思いますか?
諸説あるようですが、波平さんはなんと54歳、フネさんは48歳だといわれています。 ちょっとビックリした方が多かったのではないでしょうか。 今の私たちの感覚からすると、波平さんもフネさんも60代後半から70代のように感じませんか?
でも、『サザエさん』が新聞に連載され始めた1947年当時の平均寿命は男性が55.60歳、女性が59.40歳だったことを考えれば自然ですよね。
それでは、人生100年時代といわれる今、私たちのシニアライフはどのようなものになるのでしょうか? 100歳なんて自分には関係ないと思っている人がいるかもしれませんが、現在100歳以上の人は約7万人もいて、毎年数百人増えているというのですから、自分が100歳まで生きるのは決してあり得ないことではありません。
日本老年学会では、準高齢者(65歳~74歳)、高齢者(75歳~89歳)、超高齢者(90歳以上)と呼ぶことを提唱しています。
まだ50代の方も、人生100年時代のシニアライフをどのように生きるのか定年前から考えておいた方がよいのではないでしょうか。
そこで、今日は定年で変わるものについて ちょっと考えてみませんか。
《定年で変わるもの》
①定年で減るもの : 社友、情報、収入、年賀状、名刺など
②定年で失うもの : 居場所、すること・やること
※多湖輝氏は『人生90年を面白く生きるコツ』の中で、「老後はキョウイク(今日、行く所がある)とキョウヨウ(今日、用がある)が必要だ」と書いています。
③定年で増えるもの : 家族との会話、自由時間など
※定年後の自由時間は何時間位だと思すか? なんと10万時間もあるのです!
(1日24時間-生活時間10時間)×365日×20年間=約10万時間
定年後の自由時間を「行く所なし、することなし、友だちなし」では体を持て余しますし、さびしいですよね。
定年後のシニアライフをどう過ごすか考えたことのない人は、シニアライフを楽しく有意義で実り豊かなものにするためにも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか。